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やまたつくんのトラブルカルテ

経営、ヘルスケアを中心に人生100年時代の生き方に関する情報を発信&子育てネタも少々。

心の病の治し方は2つある

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こんにちは、小宮山です。

今年の梅雨は長くて嫌でしたが、明けたら明けたで外に出るのが嫌になるぐらい暑くて、大人になった後は夏って嫌なシーズンになりませんか?

子どものころは、テニス部の練習で毎日外で活動する習慣があったせいか、氷食べてりゃ何とかなるわーって思ってましたが、30年前に比べると気温も高いから、過ごしにくくなってるのかもしれませんね。

筆者は梅雨で晴れない日が続くと、気分が沈んでちょっと鬱っぽくなるんで、梅雨よりは精神的に過ごしやすいです。

もちろん日照時間が少ない冬も、気分が乗りません。

なので冬のヨーロッパは苦手でした。

9時から日の出、17時には日没でしたからね。

さて今回のエントリでは、心の病の治し方について解説しようと思います。

現代医療では、心ってのはPCで言うOSでして、臨床心理学に基づいた認知行動療法が主流になっています。

一方で筆者は「野の医者」と呼ばれる、正規の医者ではないセラピー系のお手当で心を回復していく方法も全否定してはいません。

なぜならマインドフルネスという、ブッダが開発した瞑想が心の治療に極めて効果があることを、fMRIという脳の働きを可視化するツールで証明されたからです。

この手のスピリチュアル系医療は、確かに胡散臭く、宗教チックではありますが、脳への効果を実際に測定できるツールが開発されたため、バカにできないモノが見つかりつつあります。

カラダの処方箋、要するに薬が人によって変わるように、心の処方箋も人によってベストなモノが違うはずですから、筆者が今まで体験してきた心の治し方について解説させていただきたく思っています。

人間の現実認識メカニズムとは?

そもそも私たちは、体の外で起こっている現象を脳で適当に編集して、仮想現実として認識します。

実際の現象がスクリーンで、そのうえで脳が映画を上映しているようなものです。

映画ではみなさん知っての通り、すべての事象が論理的にコネクトしあって、ストーリーを成り立たせています。

旅行に行ったときを思い出すと自分が思ったことだけでなく

  • 食べた料理の味
  • 土地の空気・音
  • イメージ

などの五感すべてがつながって、思い出されると思います。

このように私たちの脳は、五感から得られる情報で多少の修正はするものの、基本的に自分に都合の良いストーリーを作って、その世界観の中で生きています。

ところが自分の脳が作った世界では、どうしても受け止めきれない残酷な出来事や精神的なダメージを追うような経験に、リアルワールドで直面したとき、人の心というOSは壊れます。

分かりやすく言えば、エラーが起きたときのPCで、いきなりブルースクリーンになって強制シャットダウンされるようなモノです。

こうなったら、いくら主電源をONにしても、PCはブルースクリーンのまま、以前のように立ち上がってくれることはありませんよね?

何か頑張っているようですが、外からじゃよく分からない。

そこでPCのOSが壊れてしまった時と同じように、私たちの心というOSを治す手段が必要になるんですが、方法はPCと同じく2つに分けることができるんですね。

臨床心理学とスピリチュアル治療の違い

みなさん、PCのOSが壊れたら、どうしてますか?

おそらく

  • PCがバックアッププログラムを起動して、「自力で」OSを修正しようと働いていて、その回復を待つ
  • 「外から」新しいOSを再インストールする

のどちらかを選んでいるのではないでしょうか?

心の治療も、実はこの2つに大きく分類されており、

  • いろんな情報を積み上げていき、自力で新しいOSを作って治す方法が、臨床心理学
  • 先生などの他人から新しいOSを再インストールしてもらって治す方法が、スピリチュアル

なんですね。

自力で何とかする臨床心理学では、「なぜリアルワールドと自分の脳が作るバーチャルワールドが解離してしまったのか?」を解き明かし、ズレを修正していくという、認知行動療法が主流になっています。

具体的には

「ある現象があった」

→ 「自分の感情は、どんなものだったのか?」

→ 「自分の理性は、どのように認識したのか?」

→ 「自分は結局、どのような対応をしたのか?」

ってのを、メモに書いて言語化して、客観視することでOSを作り直していきます。

ここでの医療担当者は、インタビューやコーチングといった、OSが壊れた本人自身が新しいOSを作り上げていく作業のサポートに徹します。

欠点としては、回復に時間がかかる点でしょう。

一方のスピリチュアル治療では、教祖・・・というか医療担当者本人の「こうすれば治った」ってのを実際に体験させて、五感を徹底的に使うことで、「教祖のOS」をインストールしていきます。

なのでやり方は千差万別な上に、どう考えてもヤバいのもあります。

嫌な言葉になりますが、分かりやすく例えると、「洗脳」です。

洗脳は「心はカラダからのフィードバックに影響される」というファクトを利用します。

なので理屈じゃなくて

  • アロマ
  • 激しい運動

といった五感に絡む作業に従事させることが、必ずセットになっています。

理屈じゃない、不思議体験をさせるみたいな。

スピリチュアルがヤバいのは、教祖から与えられるOSであり、自分で作ったOSじゃない、修正できないがゆえに必然的に教祖に依存することになります。

けれどさっさと回復したいのであれば、きわめて効果的です。

きちんとした指導者に治療してもらわないと、ずーっとカモられていくことになりますから、危険なんで注意が必要です。

癒し方は時代によって変わっていく

心の治療方法は、大きく分けると2つですが、その具体的な処方箋は時代時代によって異なります。

なぜなら時代ごとに人の悩みって、違うから。

ここ20年の心理療法の歴史を振り返ってみましょう。

1995年までは、ヒッピーに代表されるように自分探しがブームでした。

なぜなら日本は豊かで経済的には恵まれていた一方で、自分という個人には何も誇れるものがない、何者かになりたいのになれないという空虚さを感じる人が多かったからです。

なので内面を深堀りして可視化していく、臨床心理学がメジャーでした。

一方で2019年の現在では、心理療法ではコスパが最重要視されています。

  • 簡単にできるのか?
  • 効果はあるのか?
  • 安いのか?

ってなことがウケるんです。

吉野家じゃないけど、「早い・安い・効果がある」が基準です。

なぜならデジタル化とグローバリゼーションにより、私たちのスペックのほぼすべてが金銭的価値やスコアに置き換えられてしまい、これらの値が高い人ほど生きやすい社会になっているからです。

結果として、臨床心理学は息をひそめてしまい、スピリチュアル全盛になっています。

そもそも時代が要求する「あるべき世界観」に対して、人間が生まれてから培ってきた自分の心というOS、要するに生き方がマッチできなくなって、心を病むんですから、時代に合わせた癒やし・処方箋が提供されるものなんですね。

古代ギリシアでは、「傷つけるものは、癒やすものである」という格言があります。

早い・安い・効果があるという世界観に傷ついた人が、そういう治療法に癒やされる現代。

ですが時代によって治療法が変わるのであれば、様々な治療法を経験し、引き出しを増やすという行為は、どんな状況になっても回復できる自信にもつながります。

そうやっていけば、あなたのまわりの誰かが苦しんでいるときに、変な教祖にからめとられるような時代にならずに、あなた自身が処方箋を提供できるようにもなるから、やってみることをおススメします。

それでは、本日のまとめです。

  • 私たちは体の外で起こっている現象を脳で適当に編集して、仮想現実として認識している。実際の現象がスクリーンで、そのうえで脳が映画を上映しているようなもの。映画と事実に決定的な相違点が生じている状態が、心の病である
  • いろんな情報を積み上げていき、自力で新しいOSを作って治す方法が、臨床心理学であり、先生などの他人から新しいOSを再インストールしてもらって治す方法が、スピリチュアルである。スピリチュアルは回復は早いが、先生に依存し続けてしまうリスクがある。
  • 傷つけるものは、癒やすものであり、時代が求める世界観によってベストな心の治療法が変わる

筆者も引き出しを増やすために、スピリチュアルを探索しています。

もちろん、聖路加国際病院などの医療現場や学会で認めれたスピリチュアルを起点にして、医療業界できっちりトレースできるモノにしか手を出してません。

教祖に依存するようになって、お金をむしり取られ続けるようになるってのは、耐えがたいですからね。。。

では、また明日。

Ciao~。

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

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