NEGLIA in Tokyo

やまたつくんのトラブルカルテ

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社内政治を勝ち抜くために必要な3つのポイント

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こんにちは、小宮山です。

筆者はカラダを壊してから、週2オフィスで働いて残りは在宅勤務という個人事業主みたいな状態で働いて、もう2年目になります。

結果だけで査定は決まりますが、自分の時間を自分の思うとおりに使える権限は、一度体験すると病みつきになるぐらい、素晴らしいです。

けれど個人事業主のスタンスで2年間過ごして思うのは、すごく自由になる一方で、仕事のやりがいは薄くなってしまいました。

以前は、会社の資産を使って社会にインパクトを与える仕事に携わっていたので、社会に貢献している、何というか・・・手触り感があって、充実感がありました。

社会的な必要性が高い業務、その中でリーダーとしてみんなを引っ張る立場ってのは、仕事の負荷が大きいのですけれど、やっぱりみんなで一丸となってプロジェクトをやり遂げる達成感ってのは、かけがえのない感情なんでしょう。

負荷に耐え切れずにカラダを壊して、精神を病んで、嫌気がさしてサラリーマンだけどフリーランスという状態に筆者は逃げて今に至るんですが、個人事業主スタイルで細々と仕事する日常に、飽きてきました。

何事もバランスなんでしょうけれど、

  • 社内のリソースを引っ張ってくる戦略
  • 社内政治に勝つハウツー
  • 信頼を得ていくプロセス

ってのを試行錯誤してときには痺れる修羅場を乗り越えて経験を積んでいかないと、やはりサラリーマンとしては、ダメになっていく一方です。

今回のエントリでは、筆者が27才でプロジェクトを率いるマネージャーになる上で培った社内政治を勝ち抜くために必要な3つのポイントについて紹介させていただきます。

何よりもまず課長に上がることを最優先する

能力が高くてツンツンしている人に特に伝えたいんですが、組織におけるキャリア戦略では、さっさと課長に上がることを優先すべきです。

というのも確かに部下の面倒や上司との折衝が不要である一兵卒としてのキャリアを極めていく、いわゆる「スペシャリスト」ってのも悪くはないでしょう。

スペシャリストの頂点は、係長です。

みんな最初は兵隊からスタートするので、なまじ兵隊として飛びぬけた人は、出世よりも強みを磨くことを優先しがちです。

けれどスペシャリストってのは

  • たった1人だけじゃ、複数のテーマに対応しきれない
  • 培ってきた専門のニーズは、ビジネスの状況に応じて簡単にアップダウンする
  • 新しい専門を習得する速さは、若い人の方が圧倒的に早い。おまけに後の世代ほど、スキルアップするときに過去の知見という名の高速道路を使える

んですよ。

特に30代後半になると、この3点は身に沁みます。

イケイケのスペシャリストとして頭角を現すかつての自分、要するに尖った20代の若者たちとも競争する羽目になります。

おまけに、10年前に売れてたスキルが今も売れてるってのはレアなケースなはず。

企業にせよ、お役所にせよ、そのときに最もアウトプットを出す人・出せるであろう人に投資しますから、タイミング悪く自分の専門のニーズがダウンしていると・・・お分かりですよね?

別の人に投資します。

なので成長するために必要な、打席に立つという実戦経験を培うチャンスが無くなっちゃうんですね。

そんな中で、絶対に陳腐化しない専門性があります。

それは、マネジメント。

要するに政治力を駆使して、集団を率いて成果を出すスキルのことです。

どんな活動も人間が相手なんですから、こればっかりは人が絶滅しない限り不滅です。

マネジメントする立場における新人ってのが、課長なんですね。

マネジメントは

  1. 部長
  2. 部下
  3. お客さん

の3方向に目配せしつつ、利害を調整する役割に加えて

  • 予算の積算と管理
  • 部下の人事査定

といったヒト・モノ・カネという3つの強い権限を行使して社会にインパクトのある結果を出す作業のことです。

スペシャリストは、利害調整やヒト・モノ・カネを使う権限は与えられず、言われたことをこなす立場のトップでしかありません。

だから組織で仕事するのなら何よりもまず、課長に上がることをキャリアでは最優先しなくてはなりません。

おべっか使って上司に取り入ってでも・・・です。

キーマンに取り入る3つのパターン

とはいえ組織で出世するには、自分がどんなに希望しても不可能です。

なぜならあなたを課長に出世させるのは、引き揚げてくれる上司だから。

上司にOKをもらえた人だけが、課長になれるんです。

だから課長になるには、上司あるいは上司の上司、要するに組織のキーマンに気に入られて、引き立ててもらう必要があります。

筆者の経験上、キーマンにかわいがってもらえるケースには、3つのパターンがあります。

  1. キーマンにとって有用な人材になる
  2. キーマンたちの権力範囲を知る
  3. キーマンを徹底的に誉める

詳しく見ていきましょう。

まず何よりも必要になるのが、キーマンにとって有用な人材になることです。

筆者が大学の体育会にいたときに、先輩から常々言われていたことがあります。

主将・副将・主務という幹部の先輩たちに気に入られる後輩ってのは、3つあるんだぞ。

一つは試合で結果を出す後輩。

もう一つは試合外で仕事ができる後輩。合コンとか部員勧誘とかだな。

そして最後の一つは、笑いが取れる後輩だ。

要するに、キーマンにとって有用な人材ってのは、彼らのことを気にかけ、望みを理解し、彼らの評判を高める行動をとることをこなせる人なんですよ。

ちなみにあなたがサラリーマンであれば、簡単だけどキーマンのポイントを稼げる手段があります。

それは彼らに、とにかく情報を流すことです。

常に役立つ情報を流せるわけではないですが、情報を常々もらっているキーマンは悪い気はしませんから、どこかで借りを返してくれるケースが多いです。

そして次に大事なことである、キーマンの権力範囲の把握。

要するに、縄張りの境界線を知っておくことです。

政治家をニュースで見ていると、たまに違う派閥の選挙区に親分が応援演説に入るときは断りを入れてますよね?

キーマンってのは、気配りできない・常識のない子分を嫌います。

勝手にライバルの縄張りに土足で入ったら、後始末をつけなければならないのは親分だからです。

そんなのが毎回続いたら、どんなに使える子分でも切られます。

メリットよりもデメリットの方が多い人は、誰だって疎遠にしますよね?

最後にキーマンを徹底的に誉めること、特に嫌いなキーマンを誉めてください。

長い間、ある特定のキーマンとつながっていると、どこかのタイミングで必ず政敵と言える存在が現れます。

政敵は利害が真正面から対立する人であり、自分がつながっているキーマンの敵の親分であったり、出世を妬む同僚だったりします。

彼らを放置しておくと、間違いなく痛い目に会うので、彼らとの関係をせめて敵対からニュートラルまで変えないままでいると、いつか足元をすくわれます。

関係を和らげるのに最も効果的なのは、誉めること・・・要するに、ヨイショすることです。

誉めても攻撃は止まないケースもありますが、そのときは相手の負けになります。

だって、自分のことを評価している人間を攻撃するような義理のない人に、いつまでもついていくような子分や関係者がいると思いますか?

中学・高校でも、そんなガキ大将は失脚してるはず。

筆者にも大嫌いな政敵がいますけど、

「悪いところはあるけど、こんなに良いところもある。この良いところってのは、余人をもって代えがたいレベルなんだよ」

と周りに言いまくる作戦をとったおかげで、彼からは気に入られてます。

ちなみに、嘘は言ってません。

良いところを強調して言ってるだけです。

部長になるのはハイリスク・ハイリターンである

課長になった人は、次は部長・・・ゆくゆくは社長になることを目指す人が多いです。

けれど課長のままで最後まで行くほうが良いかもと、クレバーな人の中には考える人もいます。

筆者の父親もそうでした。

なぜなら、

  • 部長になると、複数の現場を観る立場になるので、現場から遠ざかる
  • 部長の椅子は限られており、交代は10年に一度しかない。これからの部長は、内部からの昇格だけでなく外部からの横滑りも増えていく

からです。

実のところ、課長は最もリストラから縁遠い立場です。

なぜなら

  • 給料は下から3番目に高いだけ
  • 現場に最も近く、最もマネジメントできる立場にいる

からです。

なので課長をクビにする会社は、よっぽど業績が悪くてつぶれる可能性が出てきた会社ぐらいです。

そして部長の椅子。

これはむちゃくちゃ限られており、部長になれるかどうかは運の要素が強いです。

おまけに部長に求められるスキルは、現場というたくさんのパラメータを最適化しなきゃいけない課長とは違って、専門分野が互いに異なる複数の課長たちという「人だけを管理するスキル」ですから、別に外部の優秀な人でもこなせるんですよ。

大企業でよくあるパターンですけど、課長時代に類まれなレベルで貢献したご褒美として与えれられる名誉職が、部長です。

それに「給料は下から3番目に高いだけ」とはいっても、外資系ITとか業界そのものが儲かっている会社であれば、たとえ課長でも年収は1000万を超えます。

ちなみに筆者の父親は、35才で課長になってからずーっと課長で通してきて、今年で68才になりますが、定年過ぎて再雇用されてるのに、課長の給料のまま勤務し続けています。

一方の部長職は、リストラもしくは60才からは再雇用扱いで給料は30%に激減・・・これが普通の会社です。

利益を出しているのは、部長じゃなくて現場ですからね。

現場の優秀な人材を、会社は切れません。

部長になるのなら、あとは社長になるまで一気に短期で突っ走らないとコスパが悪くなってしまいます。

なので自分がどこまで出世したいかについても、よく考えてキャリアを作っていきましょう。

それでは、今日のまとめです。

  • 組織で仕事しているなら、スペシャリストの頂点である係長ではなく、利害調整やヒト・モノ・カネを使う権限をもてる課長にさっさと上がることを目指すべきである。
  • 課長に上がるには、キーマンに引き上げてもらわなくてはならない。ポイントは、キーマンにとって有用な人材になる、キーマンたちの権力範囲を知る、キーマンを徹底的に誉めるの3点である。
  • 部長は課長と違って、そもそもイスが少ないうえにリストラの確率が非常に高い。ハイリスク・ハイリターンである

ちなみにスペシャリストは、フリーランスとの戦いにも巻き込まれます。

組織をマネージするスキルってのは、事業会社で活躍する人材のパワーの源泉ですから、外注先&フリーランスには絶対に任せません。

そういう点でも、さっさと課長になって経験詰んだほうが、レアな上にニーズが高いスキルが身につくので、転職のハードルも下がりますから、良いことづくめです。

では、また明日。

Ciao~。

新版 はじめての課長の教科書

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