NEGLIA in Tokyo

やまたつくんのトラブルカルテ

経営、ヘルスケアを中心に人生100年時代の生き方に関する情報を発信&子育てネタも少々。

今から大企業に行くのはオワコンですよ

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こんにちは、小宮山です。

またもや後輩が退職していきました。

相談を受けるたびにいつも

「自分だけの売れる武器が作れてないのに、他社へいっても若さを買いたたかれるだけだよ」

「もうちょっと待ってみたら? ブラックじゃないでしょ、うちの会社(出世したいなら別だけど)」

とアドバイスするのですが、辞めていきます。

損切りするなら入社3年目までだろうと思うのですが、30才過ぎて何の実績もないまま退職するのが多くて刹那的です。

おまけに行く先がIT大企業ばっかり。

今回はそんな大企業に行くのが2018年以降はどれだけ旨味が少なくなるのか、そしてこれからのキャリアをどうすれば良いのかについて解説します。

彼らのキャリアには副業しようとか、パラレルキャリアって考え方がなくて、実に短絡的でして「若いなー」と思う筆者がいます。

32才過ぎたら若さというアドバンテージだけじゃ世の中を渡っていた20代とは違いますから。

大企業のエース人材たちの動向について

ヒトってどうしても昔の印象、要するに第一印象がそのまま続いていくと思いがちで

  • YahooやDeNaなどの日本系IT大企業
  • マイクロソフトやグーグルなどの外資系IT大企業
  • GSやモルガンなどの外資系金融

には優秀な人が多い印象を未だにもっているように思います。

筆者は

  • 32才になってから他社と組んで新事業を立ち上げるプロジェクトの企画を任されるようになった
  • 今年の春から9月まで転職活動していた

ということもあり、現場視点からハッキリ言えば、これらの会社では人材の層が質的に厳しくなってきているという実感をもっています。

過去のメシウマなときのイメージを使って錯覚させているだけで、中身スッカスカなんですもん。

「Googleに勝つぜ! 一緒にやらないか?」

って大きな口を叩く癖に

「戦略について伺いたく。例えば・・・にはどう考えてますか? P/Lは? サイエンスは? 営業部隊は?」

って感じで詳しく質問すると、的を得ずにごにょごにょ言うだけ。

「でもでも、うちはすごいんですよ!」

って返す役員もいて

「だから何がすごいんだよ? そりゃ米国本社はスゴイでしょ。私は日本支社について聞いてるの」

って思うことばかりでした。

事業を伸ばすだけのチカラもないくせに、「俺、外資系。どや!」ってプライドだけ高い人ばっかりになってました。

10年前は例えばセールスフォースの宇田さんとか、日本企業に収まらない猛者がたくさんいたんですけれど、今の人たちは「外資系」という会社に染まりきったイエスマンばかりな印象です。

けれど単に筆者がエースに会ってないだけじゃないか・・・とも思ったんですけれど、彼らはすでに外資系を去っています。

「外資系日本法人でありながら、スタートアップのように経営する」

ってのが10年前までの外資系の特徴でしたが、エースはすでに見限っています。

20~30代の尖った優秀層は、みんなスタートアップに行ってしまいました。

筆者もスタートアップに行くか、副業でスモールビジネスを立ち上げるかで迷いましたが、みんな行き着く先は一緒だったわけです。

サラリーマンはある程度の役職を超えると一気にコスパが悪くなります。

支社採用で本社幹部コースに行くのは中国やインド人材の台頭もあって至難の業ですから、外資で稼ぐルートも既にムリゲーです。

おまけにここ数年で起業のハードルは一気に下がりましたから、みんな副業なりスタートアップを立ち上げるなりするのが自然な流れになったというわけです。

トップの学生が希望するキャリア

そして学生の就職先にも大きな変化が見られます。

2018年の東大生・京大生の就職人気ランキングを見てみましょう。

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トップ10のほとんどは外資系コンサルで占められていますよね?

トップ20までみるとほとんど外資系・・・。

「社会経験もなく情報の確度も低い学生のランキングで上位に入った会社は、そのときが頂点である」

っていう法則にもとづくと、外資はこれから転落していくんですよね。

正確には日本市場からの撤退もしくは中国へのシフトが起こります。

外資に転職活動していたとき、イケイケの外資に限って

「マネージャーとは言うものの、アジアヘッドの命令を忠実にこなすのが君に期待される職務だ。日本なんて興味ないから。これからは中国なんだ」

ってのを散々聞きましたからね。

一方でスタートアップ界隈にも転職活動していましたが、そこで分かったのは東大生・京大生のトップ層もまた、ベンチャーに行っているってことでした。

そしてトップ中のトップは学生時に起業して、事業売却する始末。

表に出てくるケースは少ないですが、売却額はなんと4~40億・・・。

彼らは普段はリゾート地や田舎でのんびり過ごして、面白そうなプロジェクトの話が舞い込んできたときだけ東京に来て仕事する生活をしています。

Googleが外注しているスーパーエンジニアの連中もご縁があって紹介されましたが、同じでした。

そりゃ通勤ラッシュに毎日揉まれずに、お金の心配もなくのんびり暮らしていけるなら、サラリーマンやるよりも圧倒的に良いですよね。

このように日本でも優れた人材は、スタートアップにシフトしてきています。

大企業や外資系になんか、行かなくなったんですよ。

筆者も5年前までは

「会社を立て直さないと、自分が上になったときに下で働いてくれる優秀な人がいなくなる」

って思って頑張ってましたけれど、そもそも優秀層がサラリーマンになるのを止めたんだったら、彼らに入社してもらうのは諦めて

「個人と個人の関係をベースに、プロジェクトを組める人材になる」

のが正解だってことが分かりますよね。

仕事って内容も大事ですけど、一緒にやる人に刺激をもらえるから楽しいんです。

この辺の構造変化を「肌で感じられる」かどうかは、現代の事業の本質を理解するためにも、今後のキャリア構築においてもすごく重要だなと改めて思います。

副業しましょう

じゃあベンチャーに就職・転職するかっていうと、それはまた別の話です。

転職した会社の同僚も何人かはベンチャーに行きましたが、良くも悪くも入社前と後のギャップがあるのが分かります。

良い意味でのギャップというと

  1. 入社前の予想以上に事業が早く動いていく
  2. 取り組む業務内容が幅広いため全体を見る目線が身につく。けれどゼロから考えなければならない

のですけれど悪い意味では

  1. 一年目だろうが未経験だろうが関係なく、次々とエンドレスに休みなしに仕事が降ってくる
  2. 給料は極めて安い。毎月が自転車操業状態
  3. 泊まり込みが多いぐらい忙しい。マンパワーも資金も足りない

です。

ハッキリ言ってベンチャーに行くのは

  1. 株式をもらって、上場もしくはM&Aの際に売却し億単位のお金を手に入れる
  2. 役割分担が決まっている大企業では出来ない経験をさせてもらい、将来の転職や独立で活かす

くらいしか旨味がありません。

事業売却できるだけの旨味があるベンチャーは、そうそう情報が出てこないので、ネットやWantedlyじゃなくてツテを頼らねければ分かりません。

ふつうのサラリーマンはモテませんよ、そんなコネクション。

そして大企業じゃできない経験ってのもナンセンスです。

今どきの大企業にはチャレンジキャリア制度なる手を挙げれば部署移動できるシステムがある所が多いし、社内政治ができれば異動なんてノープロブレムで簡単にできます。

なので大企業に入って、副業でベンチャーするってのがノーリスク・ハイリターンのキャリア戦略です。

大企業はオワコンになりますが、お金をもらうだけって割り切って楽しみと成長は副業に求めましょう。

それでは本日のまとめです。

  • 外資系日本法人でありながらスタートアップのように経営するのが10年前までの外資系の特徴だったが、エースはすでに見限っている
  • 平凡な学生は外資系を希望。けれどトップの学生は起業して事業売却を狙うキャリアを志している。20~30代の尖った優秀層は、みんなスタートアップ界隈に行っているのが実情。
  • ベンチャーに行くと90%以上の確率で人生を棒に振る。けれど大企業には優秀な人材はもはや入ってこない。なので大企業に入って給料だけもらって適当にやりつつ、副業でベンチャーするってのがノーリスク・ハイリターンのキャリア戦略になる

では、また明日。

Ciao~。