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会社内で小さいスターを育成した経験を振り返ってみた

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こんにちは、小宮山です。

今年から新しいことをしようと思って、あるコミュニティに参加してみました。

そのコミュニティの目的の一つに、スターの育成があります。

いわゆるブランド人ですね。

最初は、「ふ~む・・・どうすっかな」と思ってました。

ですがよくよく考えてみると、筆者は他人を小さい組織でスターにした経験がありました。

本日のエントリでは、そんな会社内でスターを育成した経験について解説します。

社内で野ブタをプロデュースしたケース

みなさん、ちょっと古いけど2005年に放映された「野ブタをプロデュース」っていうドラマを知りませんか?

野ブタ。をプロデュース DVD-BOX

野ブタ。をプロデュース DVD-BOX

 

堀北真希演じる、いじめられっ子のさえない女子高生を人気者にさせるため、亀梨と山Pが演じる二人の男子高生がプロデュースしていくというストーリーのドラマです。

亀梨と山Pは堀北をプロデュースしながら、自分たちの存在や生き方を模索していくというストーリーでもあります。

実は筆者も、似たような経験をしていたことがあります。

その子は機械の設計図、たとえるならロゴやイラストを書く派遣社員としてうちの会社にやってきました。

  • 家に引きこもってジグソーパズルを一人で作るのが唯一の趣味だし
  • 周りとコミニケーションは取れないし
  • 飲み会の席で奇声をあげるし
  • 客先との待ち合わせ時間に遅れるし

ってな感じで、みんながサジを投げるような子だったんですね。

おまけに東大や慶應の理系卒ばっかりの職場に、彼だけが高専卒なので、なんとなく浮いてしまう状況。

筆者は、明らかにヤバいと分かるような人じゃない限りは、面と向かってじっくり話して、その人を知る姿勢をもつというポリシーがあるので、飲み会で隣の席に座ったときに色々とインタビューしたんですよ。

そしたらですねえ・・・なんと

  • プログラムの基礎を学んでいるので、コードが書ける
  • 機械設計の基礎を学んでいる。材料力学などなど
  • 学習力・好奇心がケタ外れ
  • 独学できる素養がある

ってなことが分かったんですよ。

そしてこれまた不思議な縁でして、筆者と同郷の出身。

互いの実家まで、車で30分の距離でした。

「こちらが引き出してあげるように会話すれば、コミュニケーションもちゃんとできるじゃないか」

「単に会話するのに慣れてないだけだ」

「こいつは鍛えたら、化けるぞ! そこらへんの東大卒をぶち抜いて、超優秀になるぞ!」

「ダイヤの原石だ!」

と直感して、直下に引き取って鍛えていきました。

まず他人と話すネタがなくてはならないので、彼の趣味を作ることにしました。

釣り、サッカー、旅行などなどを一緒にやった結果、彼の中でドライブがヒットしました。

そして車の運転が絡む社内イベントであれば、彼は周りから誘われるたびに、ついて行くようになりました。

最初はアッシーになっても運転したいからってのが彼の中での動機でしたが、今ではスキーとゴルフの社内コミュニティに入って、ちゃんと関係をつくれています。

シーズンになると、社内の現場の人と一緒にプレイしまくってます。

そして物理現象を数学で記述する訓練を仕事を通してコツコツ積み上げていった結果、職場の東大卒が出してくるお題を片手間でこなせるようになっていきました。

さらに上が依頼してくる仕事の背景を整理して可視化するスキルも伝授していった結果、仕事をより上の目線で考えられるようになりました。

するとどうなったか?

誰もが彼を頼るようになったんですね、その道のスペシャリストとして。

発言にも重みがついたから、職場のプチインフルエンサーでもある。

職場の小さなスターであるだけでなく、派遣の人たちから見たら、正社員をブチ抜いたスターにもなったんです。

当然ながら、偉い人の判断で正社員にチェンジしました。

彼の人生が良い方向に変わったし、筆者は筆者で

「それ見たことか。そもそもダイヤってのはきちんと磨かないと、光らないんだよ!」

「やっぱり筆者の目は正しかったでしょ、ウフフ」

と思って、内心ウキウキしてました。

もう1件ありまして、こっちは新卒。

口下手な上にプレゼンが下手なんで、最初は不採用になってました。

けど筆者の目から見ると、質問に対する回答が早くて論理的なので、伸びしろをたくさんもってると直感しました。

そこで人事部の反対を押し切って採用しました。

もちろん、またもや筆者の直下で鍛えていきました。

4年後に予想通り、職場のエースに育ちました。

辞めちゃいましたけどね orz

ちなみにこんな感じのスターの発掘・育成って、

  • 明石家さんまが運転手にすぎなかったジミー大西を、唯一の弟子にして育てたした理由
  • 島田紳助が努力できるけどお笑いで報われない人たちに、自分のお店をまかせてきた理由
  • 島田紳助がヘキサゴンやM-1をやった理由

とまったくもって一緒です。

社内で自分をブランド人にしたケース

筆者はグローバル展開してる日本企業に勤めていますが、海外支社含めてそこそこ名前が知られています。

社内ではブランド人になっているので、未経験職種であっても

「お前ならいい」

的な感じで、異動先が受け入れてくれますし、たいていは飲みの席ですが

「うちに来ない? 待遇よくするよ」

って感じに誘われます。

なので11年近く同じ会社にいますが、3~4年周期で自分から手を挙げて異動してます。

個人の利害と組織の利害が対立して折り合いがつかなくなるんですよ。

日本の会社って、優秀な人ほど自分の手元に置いて飼い殺ししたがるから。

おかげでやってる仕事の内容は、3年周期でドラスティックに変わってます。

社内の人たちから言わせると、転職とおなじとのこと。

ちょっと脱線しましたが、結論を言ってしまうと、ブランド人・スターになるには

  1. 自分の信用
  2. 自分が出せる価値

の2つが必要になります。

価値はマーケットではなく、やっている分野で評価されるので、コツコツやって研ぎ澄ましてればいいんですし、分かりやすいです。

「この課題は、こいつにしかできない」ってのは、他人から見ても分かりやすいでしょ?

信用はそうはいきません。

マーケットは広すぎるので、そもそも自分という存在を見つけてもらえません。

なので「どのマーケットで信用を担保するか? 認められやすいのか?」をトライアル&エラーしなくてはなりません。

筆者の場合、まず入社してから4年で、社内で数学モデルを作るスペシャリストのトップ5になりました。

価値を出せる人材になることに、全力を注いだんです。

おかげでその分野の中では、他のプロになめられることはなくなりましたし、出すアウトプットのレベルも認識してもらえるようになります。

一方でトップ5になるまでの間に、仕事でご縁のあった

  • 職場の隣のデスク
  • 関西支店
  • 名古屋支店
  • 東京本社

の人たちの信用を貯めていきました。

仕事で彼らの期待値を上回るアウトプットを出すだけでなく、深夜に「飲むぞ~」って呼ばれたら、自腹きって新幹線つかってはせ参じてました。

部門旅行のお誘いがあれば、これも自腹で。

新しい依頼をしてきた人の中でクレクレちゃんじゃない人には、リピーターになってもらいたかったので、仕事では彼らの期待値を上回る結果を出すのを心がけてました。

当然ながら、そのためには残業もしました。

そして彼らの仕事も、たまにヘルプしてました。

するとどうなったと思いますか?

それをきっかけに「焼肉の会」などの社内イベントなどから、声がかかるようになっていったんです。

口コミが口コミを呼ぶみたいな感じですね。

他社のエースにも同じようにしてたら、社外にも輪がボチボチ広がっていきました。

こういうことを繰り返していくと、社内&会社とお付き合いのある社外に信用が担保されていき、信頼に変わっていきます。

と同時に、自分の出せる価値のクオリティも時間とともに上がっていきます。

するとたまたま社長と飲む機会が転がり込んできて、その場で提案したタスクフォースプロジェクトのリーダーになることが決まり、表に出ていったわけです。

同じようなことが大学院でもありました。

筆者は教授とケンカして大学院を大学とは違うところに行ったんですが、そこでもコツコツやりつつ、周りをヘルプしていたら、所属している理学部だけでなく、薬学部、工学部でもちょっとずつ有名になっていきました。

まあ、大学院も社内でも、それを快く思わない上層部に刺されてしまい、失脚したという結末も一緒ですけどね。。。

あ、中学のオーケストラ部、高校の体育祭実行委員会も同じパターンだったっけ。

他のマーケットにも応用できるのか?

他の人を助けたり、遠くまで呼ばれたら飲みに行くってのは、いずれも当時は、バカにされてました。

特に直属の上司から。

「呼ばれたからって関西まで行くかあ? バカだねえ」

「みんなの仕事を引き受けるなんてねえ。自分から搾取されるなんて、( ̄m ̄〃)ぷぷっ!」

って感じで蔑まれてましたけど、無視してました。

嫌じゃなかったし、クレクレちゃんには一切やってませんでしたから、借りはどこかで帰ってくるという確信もあったので。

おかげでネットワークは広がるし、刺激をもらって自分の能力を拡張できました。

しまったなあと思ってるのは、会社ではなくマーケットに信用を担保するべきだったことです。

会社を信頼しすぎてたのと、サラリーマンがまさか社外でもブランド人になれる時代が来るなんて思ってかったのが原因です。

まあ当時入社した会社が空前絶後の好業績・高成長市場にいたんで、見逃しちゃったんでしょう。

高成長ってのは株でいうと高値をどんどん後進している状態なので、自分のリソースを分散投資してたら損になるので、普通は全部投入します。

やればやるほど面白い仕事が来て、上にも覚えてもらえて、自分が成長できる機会って、なかなかないです。

お金はくれなかったので今から考えると、完全に「やりがい搾取」だったけど。。。

上手くいってるときって、あまり考えなくなっちゃうのは知ってたけど、そういう状況で次の一手を考えておくってのは、ほんとに難しいですよ。

ここまで書いていて気づきましたが、どうやら筆者が新しいコミュニティに入った目的は

「原石をプロデュースしながら、自分の存在や生き方を確認する・新しい道を模索していく」

ですね。

あるいは島田紳助がもっていたポリシーのように、今まで何度もやってきた・結果を出してきたことが

「学校や会社以外の組織でも再現できるのか? = サイエンスになっているか?」

の確認なのかもしれません。

それでは本日のまとめです。

  • そもそもダイヤってのはきちんと磨かないと、光らない
  • 自分をブランド人にするには、ターゲット層に提供する価値だけじゃなく、信用度も大事
  • 信用は会社だけでなく、どこかのマーケットにも担保しておかないと、会社にロックインされてしまうし、会社と命運を共にすることになる

では、また明日。

Ciao~。

「自分」を仕事にする生き方

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