NEGLIA in Tokyo

やまたつくんのトラブルカルテ

アラサー男子がトラブル解決策についてまとめるブログ

みんなが見逃しがちな起業を成功させるのに必須になる4つのポイント

f:id:yamatatsu-kun:20180325075326p:plain

こんにちは、小宮山です。

大企業に新卒入社するサラリーマンのなかで、野心に満ち溢れた人は大抵、社内ベンチャーの起業・スタートアップを目指すことが多いです。

就職説明会でも、学生さんたちが1番興味があった話題は、うちの社長が社長になった経緯を話した時でした。

ざわついていたのに、一気に静かになりましたからね。

まぁ筆者は、社内ベンチャーを立ち上げましたけど、はっきりってコスパが悪いです。

日本の大企業でやるんだったら、テクノロジーベースでやると大コケするし、出世できなくなるので止めたほうがいいですね。

おまけに社内ではブランド人になれますが、社外での知名度は稼げませんので、うまみはありません。

noteやアフィリエイトなど、ネット上でコンテンツを作ってマーケティングして商売したほうが、よっぽどためになるし、知名度もつきます。

ほんの数年前までは、ネットで課金でききるようになるなんて、想像もつきませんでした。

本日のエントリでは、みんなが見逃しがちな起業するときの大事な4つのポイントを解説します。

巷にはあふれている起業本って、役に立たないことが多いです。

些末なことばかりの自慢が多いし、生存者バイアスがかかっていて、同じことをやったら屍になるものばかり。

というわけで、起業が成功するときの原理原則をまとめておこうと思って、筆をとりました。

起業で成功するために必要な4つのポイント

現在の大企業では、社内起業する際に4つの教訓を大前提としています。

  1. 事業は少しずつ段階的に前進させること
  2. 計画しないこと
  3. ライバルのものを改良すること
  4. 販売ではなくプロダクトに集中すること

この4つを満たさない事業計画は、承認されない仕組みになっています。

1990年代のネット・バブルでの反省に基づいているので、きちんとした理由もあります。

  • 壮大なビジョンがバブルを膨張させた。だから石橋を叩きまくって、ゆっくり前進するべきだ
  • ビジネスの先行きは誰にもわからない。だから計画を立てたってムダだし、柔軟性に欠ける。
  • 本当に商売になるかどうか分からないんだから、既存顧客のいる市場から始めるしかない。
  • テクノロジーは製品開発にこそ生かされるべきで、販売は二の次でいいんだ

ですが最近の研究からむしろ正しいのは、これらとは逆の原則であることが分かってきました。

  • 小さな違いを追いかけるよりも、大胆にかけた方が良い
  • できの悪い計画でも、ないよりは圧倒的に良い
  • 競争の激しいレッドオーシャン市場では、収益が消失して死ぬ
  • 販売はプロダクトと同じ位大切である

これらはフェラーリを立て直したフィアットグループの会長セルジオ・マルキオンネ、Facebookに巨額投資したシリコンバレーの有名人であるピーター・ティールも述べています。

ちまちまやってると、先行者利益を後からやってきた会社に横取りされてしまいます。

計画をがんじがらめになるまで時間かけて立ててから実行するのが間違いであって、ゼロで始めると会社が機動的に動けません。

競争の激しい市場では、プロダクトはコモディティになって価格は下がっていく一方です。

プロダクトがどんなに良くたって、お客さんにリーチしなければ、ガラクタになります。

20年前は有効だったセオリーと逆のことをする方が理にかなっているってのは、ビジネスを環境が著しく変化するしていることの表れです。

ちょっと前に有効だったセオリーってのは、みんな形だけ真似してきますから、コモディティになります。

そこで逆の戦略をやれば勝てるってのは

  • 戦争
  • ゲーム
  • 投資

などでも見られることでして、過去が教えてくれる貴重な教訓なんですけどね。

優れたビジネスプランを見極める7つのポイント

4つのポイントは、ニッチな市場を独占するための指針です。

独占が大事なポイントなんです。

独占企業だとライバルを気にする必要がないから、稼働率を下げられます。

なので社員やプロダクト、社会への影響といった金儲け以外のことを考える余裕ができます。

ハーバード・ビジネススクールのステファン・トムク教授は、

ある作業の稼働率が80%から90%に上昇すると、他の作業の処理待ちの時間は2倍以上に増加する。

さらに稼働率が90%から95%に上昇すると、さらに倍増する。

ってことを、数学の行列理論を駆使して明らかにしました。

つまり独占企業じゃないと、目先の利益のことしか考えられなくなって、つぶれていくんですよ。

リスク許容度が著しく低下するので、一発逆転を狙いがちですし、失敗も許されにくくなる。

独占を可能にする優れたビジネスプランは、次の7つのポイントすべてに応えられるかどうかで、見極めることができます。

  1. テクノロジー
  2. タイミング
  3. ニッチ
  4. 人材
  5. 販売
  6. 永続性
  7. 隠れた真実

某大手スマホメーカーとやり取りしているときにも、先方から耳にタコができるぐらい言われてきたことでして

  1. 日本の大企業がやっているような段階的な改善ではなく、ブレークスルーとなる技術を持っているか? 
  2. このビジネスを始めるのに、今は適切なタイミングなのか?
  3. 大きなシェアが取れるような小さな市場か?
  4. 正しいチーム作りができているか?
  5. 製品を作るだけでなく、それをきちんとお客さんに届けるメソッドもしくはルートがあるか?
  6. この先10年、20年と生き残れるポジショニングができているか?
  7. 他社が気づいていない、あなたが勝てるロジックを見つけているか?

特に7番目の「自分だけしか知らない隠れた真実」ってのが大きなポイントです。

株や仮想通貨をやってると実感しますし、島田紳助さんも言ってましたが

自分が株を買おうとするとき・その業界で食べていこうと思うときに、必ずそれを売って脱落したり負けたりする人がいるわけ。

自分は値上がりする・勝てると思って投資してるのに、なぜ相手はこの値段で売ってくれるのか? 負けるのか?

相手はどんな人で、なぜその人が売るのか? 降りるのか?

その理由を推測して納得できなかったら、乗るべきじゃないです。

自分だけが賢いと思えなければ、投資しちゃダメ。

筆者が尊敬している3代前の社長も

「作業はしたらあかんで。仕事をせい。作業と仕事はちゃうんや。頭を使うんやで」

と口酸っぱく言ってました。

ソフトバンクの孫正義の名言にあるように、「脳みそが千切れるまで」考えなくてはなりません。

もう一つ大事なポイントは、タイミング。

マーケットが爆発的に伸びるタイミングであれば、「資金」と「人材」の調達が容易になります。

やはりお金と優秀な人材がいないと、プロジェクトは回りませんし、リスク許容度がけた外れに違いますからね。

ちなみにプロジェクトを成功させるには、御大層な計画を立ててから人材をピックアップするよりも、優秀な人を集めてバスに乗せて、あとで考えるほうが圧倒的に良いことが分かってます。

テスラが成功した理由

以上の7つのポイントを、今を時めく電気自動車の雄であるテスラ社に当てはめてみます。

誰もがどう考えても、無理だろと思うプロジェクトですが

  1. テスラにはライバル会社も信頼を寄せるほどの高いバッテリー・モーターの技術、そしてエレガントなデザイン技術がある
  2. テスラはオバマ政権がグリーン・ニューディール政策を始めたときに、エネルギー省から500億円もの資金調達を申請・成功した。その後、ニューディールは太陽電池ビジネスが破綻して萎む
  3. テスラはハイエンドの電気スポーツカー市場から始めることで、極めて小さい市場の独占からスタートすることができた
  4. テスラのCEOイーロン・マスクは、エンジニアでもあり、セールスマンでもあるので、製品開発と販売における優秀な人材の目利きができた
  5. イーロン・マスクは自ら営業の旗振りを行うだけでなく、自社の販売網をもつことにした。ゆえに顧客体験をコントロールできるし、ブランド力も強化できた
  6. テスラは電気自動車のトップランナーであり、クリーンな自動車を求める人たちが増えていく一方なので、10年先もつぶれなそう

ということで6つのポイントを押さえています。

そしてテスラしか知らなかった真実。

それは環境ビジネスも含めて、これからのビジネスってのは、しょせんは流行・ファッションにすぎないということ。

富裕層は「地球にやさしい私」を見せるために、そのためにはTOYOTAのダサいプリウスに乗っていた。

そしてダサいことに、大きな不満をもっていた。

そこで高級スポーツカーに特化することで、ハリウッドセレブを取り込み、ブランド価値を高めることに成功しました。

あのレオナルド・ディカプリオでさえ、さっさとプリウスを捨ててより高価なテスラ・ロードスターとSクラスに乗り換えましたから。

そんな彼らを見て、アラブの王族がテスラを買い、中国の富裕層がテスラを買い、そして日本・・・中流階級の上のほうも買い始めて今に至っています。

筆者の会社も太陽電池にのめりこんだ会社の一つですが、

「クリーンビジネスは、これから伸び続ける一方だ!」

「今ここで投資しないと、乗り遅れることになる!」

ってので、巨大投資して大コケしました。

筆者も仮想通貨がバブってる際に、突っ込み過ぎてしまい、絶賛含み損の真っ最中です。

マイナスでもいいから何らかのポジションをとらないと、そもそも始められないんですが、最初からズドーンとやるよりも、自分にしか見えないロジックができて、勝ちが見えたタイミングで巨額投資するほうがいいです。

それでは本日のまとめです。

  • ちょっと前に有効だった起業のセオリーは、みんな形だけ真似してくるから、逆の戦略をやれば勝てる
  • 独占できるか否かがポイント。社員やプロダクト、社会への影響といった金儲け以外のことを考える余裕ができるので
  • 独占には、テクノロジー、タイミング、ニッチ、人材、販売、永続性、隠れた真実の7つのポイントがオールグリーンにならなければ成立しない

では、また明日。

Ciao~。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか