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マインドフルネスをするとイノベーションを起こせる人になれるよ

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こんにちは、小宮山です。

どの会社でも「イノベーション信仰」なるものが流行っていると思いますが、最近の筆者の会社では

「イノベーション! イノベーション!」

の大合唱で、それはもうひどい有様です。

業績が悪化する一方で反転する兆しもないので、起死回生を狙っているのでしょう。

けれどかえって、ドツボにハマっていくようです。

確かにイノベーションは収益の源泉になります。

でも狙ってできるモノなら、みんな苦労しないわけで。

本日のエントリでは、マインドフルネスとイノベーションの関係について解説します。

イノベーションを起こす人は、観察眼が優れていることが最新の研究で明らかになりました。

観察眼を養うってのは難しいんですが、マインドフルネスをすると、鍛えられるんです。

パターン認識とイノベーションの関係

エール大学の神経科学者であり、小児科学の教授でもあるサリー・シェイウィッツは、イノベーションを起こして成功した起業家を調べたところ、彼らには失読症の傾向が見られることを明らかにしました。

彼らは普通の人とは思考の仕方が異なるのです。
もっと直感的で、問題解決力に優れ、全体像を見た上でシンプルな本質を捉える。
彼らは一定の手順を繰り返すことが苦手ですが、数少ない兆しから、この先何が起きるかを予見することには大変優れています。

この傾向は

  • スティーブ・ジョブズ
  • フランソワ・ミシュラン

といった起業家だけでなく

  • スティーブン・スピルバーグのような著名な映画監督
  • アルバート・アインシュタインのような天才学者

たちにも見られています。

要するに、この人たちは

  • パターン認識をしていない
  • ステレオタイプなモノの見方をしていない

ってことなんですよ。

もう少し分かりやすく説明します。

たとえば玄関のドアを開けたら「ぷーん」と匂いがしてきて、「今日はカレーだな」と思うとしましょう。

この場合は、「キッチンからの匂い」という「パターン」を、「彼」と言う「クラス」に識別しています。

これがパターン認識であり、私たちは無意識に行っている認識方法です。

パターン認識は、毎日の繰り返しをエネルギーを小さくして効率的に過ごすにはとても強力な武器になります。

けれど変化をとらえる・変化を起こすというイノベーションには、足かせになってしまうんです。

となると、イノベーションを起こす人になるには、パターン認識から脱却する必要があることが分かります。

飲む瞑想について

マインドフルネスは日常動作である

  • 歩く
  • 触れる
  • 呼吸する

などの動作をするたびに「~してる」と認識し続ける作業です。
ただ感じるだけ。

自分の感情を主体者としてではなく、第3者として見るんです。

その中でも飲む瞑想は、ちょっと変わり種です。

  1. 香りを味わう
  2. ほんの少しだけ口に含む
  3. ゆっくり飲んでいく
  4. 自分の呼吸・温度の変化に気づく
  5. 意志で制御できずに、一気に飲みこむ嚥下反射に気づく

水やお茶を「始めて見る」かのように、とにかくWonderfulに観るんですね。

E.T.にあったかのようにする必要があるので、別名でE.T.workとも呼ばれています。

飲む瞑想を行うと

  • 快・不快・中性の感覚に気づく
  • 意図と動作の関係に気づく

ことができます。

そして日常生活で何度でもできることも、特徴です。

ここまで読んでいただいたあなたなら、もうお分かりでしょう。

飲む瞑想を行うと、パターン認識から外れることができるんですね。

感覚を捉える力も、鋭敏になります。

筆者が大好きな小林秀雄 ― 批評の神様・日本史上最強の知の巨人とまで呼ばれた人 ― は、E.T.workによって得られる境地を次のように述べております。

例えば諸君がのこのこ歩いていて、一輪の美しい花が咲いているのを見たとしよう。
それはスミレの花だとわかる。
「なんだ、スミレの花か・・・」と思った瞬間に、諸君は花の形も色も見るのを止めるでしょう。
諸君は心の中でおしゃべりをしたのです。
スミレの花と言う言葉が、諸君の心の内に入ってくれば、諸君は、もう眼を閉じるのです。
それほど、黙ってモノを見るという事は難しいことです。
スミレの花だとわかると言うことが、花の姿や色の美しい感じを言葉で置き換えてしまうことです。
言葉の邪魔が入らぬ花の美しい感じをそのまま持ち続け、花を黙って見続けていれば、花は諸君にかつて見たこともなかったような美しさを、それこそ限りなく明かすでしょう。

パターン認識が高すぎると、兆しを見誤ることが多くなるんです。

ダイヤは最初から光っていませんよね?

端からキラリと光るものが見えていることに気づいて、原石を磨こうと思ってやってみたら、キレイなダイヤになるわけで。

マインドフルネスを習得すれば、純粋に「見る」という能力を高められるんです。

虚心坦懐に見るってことは、感性を養うことでもあります。

感性を養う方法

余計な偏見なくゼロベースで「見る」力は、美術館で絵画を見ることでも養えます。

美術鑑賞が趣味の人がよくやっていることですが、徹底的に作品を

  1. 見て
  2. 感じて
  3. 言葉にする

んですね。

具体的には

  • 何が描かれているか?
  • 絵の中で何が起きていて、これから何が起こるのか?
  • どのような感情や感覚が、自分の中に生まれているか?

を明らかにします。

もしお子さんがいるなら、お子さんとやってみると、びっくりするはずです。

子どもがいかにパターン認識に毒されておらず、想像力豊かに発信するのかが。。。

筆者も小学生のころは、音楽や絵画についてあれこれと言っていたようでして、先日実家で記録を見つけてびっくりしました。

哲学も「観察眼」を養う上で、非常に有効です。

哲学者は「常識とされていることが本当に正しいのか?」を生涯をかけて検証するんですが、結論は往々にして平凡なのでやる意味がないと思われがちです。

しかし大事なのは、常識というパターン認識に対する「気づきと思考」の過程です。

筆者がこれからは哲学と美術鑑賞で養われる「観察眼」が重要になると思ったのは、10年前に母校でヨウジヤマモトさんの講義を聞いたのがきっかけです。

  • すぐに役立つ知識は、すぐに役立たずになる
  • これからのビジネスエリートは、みんなアートを学ぶ。賢い人たちは、もう気づいて動き始めてるよ

という言葉を聞いて、心が震えたのを今でも覚えています。

カルロス・ゴーンも本で言っていたように、成功する人は年をとっても「感動」する能力をもっています。

そして「感性は、年をとってもレベルダウンしない唯一の能力である」と、医師の北原茂実さんが言っています。

重度の痴呆症にかかっている老患者も、美しい絵を見せたら感動するとのこと。

マインドフルネスや芸術鑑賞、哲学を通じて「虚心坦懐に見る目」を養ってはいかがでしょうか。

それでは本日のまとめです。

  • イノベーションを起こす人は、ステレオタイプなモノの見方をしていない
  • 飲む瞑想はE.T.Workとも言われており、習得すれば、虚心坦懐に見る能力を養える
  • 虚心坦懐に見る能力は感性ともいえる。芸術鑑賞や哲学を通じて養うことができる
  • 感性は、年をとってもレベルダウンしない唯一の能力であり、若い人にも負けないあなただけの財産になる

では、また明日。

Ciao~。