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風邪はうがいで予防できないので最適な予防法・治療法をまとめました

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こんにちは、小宮山です。

今年はインフルエンザが猛威を振るっていますね。

筆者の義姉と義母がインフルにかかってしまい、大変だったみたいです。

わが家はというと、夫婦そろって予防接種を11月に受けました。

赤ちゃんに移ったら、大事ですからね。

いっぽうで筆者は90分も電車通勤してますので、風邪が心配です。

東京の通勤ラッシュ時の電車は悲惨です。

想像を絶するほどに。。。

ゲホゲホしてるのにマスクしない人と長近距離にならざるを得ませんから、風邪を移してもらいに行くのと同じです。

でも風邪とインフルが移されるのは、保育園を経由して子どもからが一番多いんですけどね。

今日のエントリでは、風邪の最適な予防法と治療法について解説します。

風邪対策の方針

まずは風邪のメカニズムをおさらいしましょう。

風邪は「ウイルス」という微生物が、わたしたちに寄生して体内で増殖していくことで起こります。

ウイルスは空気中に浮遊しており、私たちの外から鼻やのどに入って粘膜にトラップされます。

増殖するってことは、私たちの体の細胞を壊していくってことですから、粘膜で炎症が起こります。

  • 炎症がのどで起きると、せきなどの症状が出ます
  • 炎症が鼻の粘膜で起きると、鼻みずや鼻づまりの症状が出ます

そしてウイルスという異物を排除するために、白血球やマクロファージなどの免疫活性食細胞が出動します。

なんとまあ、ウイルスなどの異物を食べちゃうんです。

同時にからだは発熱を始めます。

なぜなら

  • ウイルスは熱に弱く、低温のほうが繁殖しやすい
  • 白血球は高温のほうが動きが活発になる

からです。

ウイルスは氷河期を生き残ってきた生物ですから、氷点下になってもびくともしません。

以上が風邪のメカニズムです。

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なので風邪対策の方針は

  1. ウイルスの体への侵入を防ぐ
  2. 免疫をより活性化させる

の2点になるわけです。

前者は安全工学でいう、アクティブセーフティです。

後者はパッシブセーフティ。

  • アクティブセーフティとは、事故やトラブルを未然に防ぐための技術
  • パッシブセーフティは、起こってしまったあとに被害を最小限に食い止めるための技術

です。

うがいよりも手洗いが予防には効果的

風邪の予防として定番の「うがい」ですが、アクティブセーフティにあたります。

うがいで期待される効果は

「ノドや鼻の粘膜についたウイルスを水没させて殺す」

ことです。

ですが粘膜についたウイルスがくっついた時点で、アウトです。

ウイルスはあっというまに粘膜の奥に行っちゃいますからね。。。

アメリカ国立衛生研究所が2005年に「シンプルに水でうがいをするだけでも40%ほど風邪の発症率が下がった」という実験結果をレポートしてます。*1

ただしデータがこのレポート1つしかないですし、うがい以外にも効いてそうなファクターもあるので、何とも言えないです。

ウイルスは空気に乗って運ばれてくるし、水に弱いのだから部屋を加湿しようみたいなアドバイスもありますが、これまた微妙。。

アメリカ国立衛生研究所は

蒸気を吸い込むのが風邪に効く可能性はなくもないが、他の実験では蒸気の吸入や部屋の加湿も無意味との結論あり

とレポートしてます。

じゃあ風邪を確実に予防するには、どーすればよいのかというと、「手洗い」なんです。

飲食関連のしごとをしている人は、風邪にかかることがほとんどありません。

なぜならウイルスの感染経路の大部分は

「他人のクシャミ → 口」

ではなく

「手 → 空気 → 口」

だからです。

飲食のしごとをしている人は、それはもう頻繁に手を洗います。

手荒れがひどくなるほどに。。。

2011年にアメリカ国立衛生研究所が大掛かりな調査をやってまして、その結論は

手洗いはシンプルでコストもかからず、風邪ウイルスの感染を防げる手段だ。

です。*2

結局は「手洗いが最強」なんですよ。

忘れがちですが

  • スマホ
  • マウス
  • キーボード

を1日一回は、抗菌もしくは濡れティッシュで拭くことをおススメします。

だっていくら手洗いしたって、またウイルスべったりのモノを触ったら意味ないでしょ。

亜鉛トローチと筋トレは免疫を活性化する

さて風邪をひいたあとの被害を最小にするパッシブセーフティですが、症状を緩和するには「総合風邪薬」の一択です。

パブロンなどを常備しておきましょう。

今回は風邪にかかっている期間を短縮するパッシブセーフティを紹介します。

それは2つありまして

  1. 引き始めに亜鉛トローチのサプリを飲む
  2. 朝晩にグルタミンを飲む

です。

欧米では風邪用のど飴・トローチに亜鉛入りのモノが使われてきました。

「亜鉛トローチが風邪に効く」って話があるんです。

jp.iherb.com

2011年にフィンランドのヘルシンキ大学で風邪をひいた20?50才の人に亜鉛トローチを飲んでもらったところ*3

  • 亜鉛トローチを飲むと、風邪の期間は平均42%ほど減る
  • 風邪を自覚してから24時間のあいだ、つまり引き始めに飲むのが大事
  • オススメの用法は1日80~100mg。これより低用量だと効果が出ない

という結果が出たんですね。

この効果は普通の亜鉛サプリでは得られないとも研究者は述べてまして、トローチ錠になってるのが大事なんですって。

舌の上で亜鉛が溶けて、じかにノドと鼻に吸収されるのがポイントとのこと。

筆者もいえに常備してますが、亜鉛トローチは空気中の水を吸って溶けるので、長時間は保存できないのが難点です。

乾燥剤を入れてもダメでした。

風邪には筋肉をつけておくのも有効です。

わたしたちの体は

  • 筋肉を分解してグルタミンが放出する
  • 筋肉を震えさせて、熱を産む

ことで免疫力を高めます。

グルタミンはAmazonでお手頃価格で売ってるから、朝晩に飲むのもアリです。

グリコが一番安いです。

筆者は朝晩にグルタミンを飲んでるここ2年、風邪ひいてません。

それでは本日のまとめです。

  • 風邪対策の方針は、ウイルスの体への侵入を防ぐ・免疫をより活性化させるの2点である
  • うがいよりも手洗いが予防には効果的である。スマホ・マウス・キーボードを1日一回は、抗菌もしくは濡れティッシュで拭くこともおススメ
  • 亜鉛トローチを引き始めに飲むと風の治りが早くなる
  • 筋肉をつけておくと免疫が活性化される
  • グルタミンを朝晩に飲んでも、免疫は活性化される

インフルエンザも風邪とおなじくウイルスの感染が原因ですから、おなじ対策が効きます。

亜鉛トローチは効きませんけどね。。。

では、また明日。

Ciao~。

*1:Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial. Satomura K, Kitamura T, Kawamura T, Shimbo T, Watanabe M, Kamei M, Takano Y, Tamakoshi A; Great Cold Investigators-I. Am J Prev Med. 2005 Nov;29:302-7.

*2:Physical interventions to interrupt or reduce the spread of respiratory viruses.
Jefferson T, Del Mar CB, Dooley L, Ferroni E, Al-Ansary LA, Bawazeer GA, van Driel ML, Nair S, Jones MA, Thorning S, Conly JM. Cochrane Database Syst Rev. 2011 Jul6;CD006207.

*3:Zinc lozenges and the common cold: a meta-analysis comparing zinc acetate and zinc gluconate, and the role of zinc dosage.Hemila H.JRSM Open. 2017 May 2;8:2054270417694291. doi: 10.1177/2054270417694291. eCollection 2017 May.