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受験勉強には音読がベストなメソッドである

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こんにちは、小宮山です。

そろそろクリスマス。
クリスマスが終われば、大晦日。
大晦日が終われば、センター試験から国立大前期試験。
受験生にとっては、世の中の厳しさを知る第一関門がやってきます。
筆者にも子供が生まれたので、大学受験かあ・・・どーっすかなあと、ちょっと考えるときもあります。
というのも私立に進学すると教育費がバカにならないので、レベルの高い公立に通える学区への引っ越しも考えちゃうんですよ。

さて今日のエントリでは、音読学習の効果について解説します。
筆者はなぜか中学生のころから、試験の勉強をするときは部屋にこもって勉強するのが好きでした。
なぜなら音読学習するほうが頭に良く入ってくる感じがしたので、みんなと同じように図書館で勉強できなかったから。

実はこの声に出して読む音読学習。
最近の研究で、やっぱり頭に残りやすいことが分かったんです!

音読すると頭に残りやすい

カナダのオンタリオ州にあるウォータールー大学にて75人の学生を対象にあるテストが行われました。*1

全員に80個の単語を音読してもらいますが、方法を4パターンに分けています。

  1. 単語を黙読する
  2. 他人の声で録音した単語を聞く
  3. 自分の声で録音した単語を聞く
  4. 単語を音読する

2週間後に単語テストを行ったところ、

  • もっとも成績がよかったのは「音読した」グループ。正答率は77%。
  • 2位は「自分の録音を聞いた」グループ。正答率は74%。
  • 3位は「他人の録音を聞いたグループ」。正答率は67%。
  • 「黙読した」グループがビリだった。正答率は65%。

となりました。

「音読」と「自分の声を聞く」グループの差は、ほんの3%ぐらいですが、「音読」と「黙読」の差は12%もあります。

「自分の声を自分で聞く」プロセスは、何かを頭に定着させるのにとても重要なんですね。

主体者意識がキーファクターである

このテスト結果について研究チームは

「プロダクション効果」

がキーファクターであると述べています。

プロダクション効果とは

  1. 声に出すことで運動機能を使うため、より学習のプロセスがアクティブになる
  2. 声に出すにはテキストを読まねばならず、視覚的なプロセスが必要になる
  3. 音読には「自己参照」の効果があるため、記憶への定着率が上がる

という3つの要素が組み合わさって、耳で聴くよりも深い学習が可能になることを指しています。

また、音読をすると「自分がしゃべっている」という認識がもてることも大きなポイントです。

人間は「自分自身」にからんだ物事のほうが記憶しやすいことが知られています。*2

多くの研究により、なにごとも「自分」にからめて記憶したほうが物覚えがよくなることがわかっている。
自分が実践している様子をイメージすることがポイントだ。
音読は運動・視覚などの刺激もあるので、自然と頭に残りやすくなる。

英語習得には会話するのがベスト

「英語を話せるようになりたければ、シャドウイングをすべし」

と最近の英会話スクールでは教えられます。
シャドウイングとは英語を聞きながら、後から追いかけて同じように発音を真似する学習方法のことです。

カエルの歌を思い出してみてください。

カエルの歌が(カエルの歌が)聞こえてくるよ(聞こえてくるよ)

これと一緒です。

やまびこ返しをするんですね。

これを続けていくと

  • リズムとイントネーションがきれいになる
  • 発音がよくなる
  • 単語同士の音のつながりに強くなる
  • 区切り(息継ぎ)の位置が分かる
  • 英語のスピードに慣れることができる
  • 会話のレスポンスが良くなる

というデータがあります。

  • 自分の興味のある分野のTED Talk
  • 自分の好きな映画
  • 自分の好きなYoutube

などの自分が興味のある動画を使って、シャドウイングを行うほうが続けやすいです。

最近になってカナダのケベック州にあるモントリオール大学が44名の学生を対象に、またもや4グループに分けて単語の暗記をしてもらうテストが行われました。*3

  1. 単語を頭のなかだけで暗唱する
  2. 唇を動かしながら単語を声には出さず暗唱する
  3. 単語を声に出して音読する
  4. 単語を人に向かって音読する

2週間後に単語テストをしたところ、

  • 「人に向かって音読」グループが圧勝
  • 2番手が音読グループ
  • 3番めは唇を動かしたグループ
  • 「頭のなかで暗唱」グループは最下位

になりました。

たんに唇を動かすだけでも感覚と運動のつながりが生まれ、記憶の能力はアップする。
ここにスピーチの機能も合わされば、より記憶力はアップする。
効率のよい学習には、音読のくり返しが効果的だ。
だが今回の実験では、音読の効果を初めてコミュニケーションの文脈に応用してみた。
人に向かって音読したほうが、情報の想起にはより効果的だ。

皆さんも、自分の考えをまとめるときは人もしくは自分に向かって音読する方が効果的だった経験はありませんか?

英会話も一緒です。

人は人と一緒に何かをやる方が、学習も仕事の達成も効率的なんです。
それでは本日のまとめです。

  • 音読には「自己参照」の効果があるため、音読すると頭に残りやすい
  • 人間は「自分自身」にからんだ物事のほうが記憶しやすい
  • スピーチの機能も合わされば、より記憶力はアップする

では、また明日。
Ciao~。 

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*1:This time it’s personal: the memory benefit of hearing oneself. Noah D. Forrin & Colin M. MacLeod. Journal of Memory Pages 1-6 | Received 04 Jul 2017, Accepted 18 Sep 2017, Published online: 02 Oct 2017

*2:Imagining a Better Memory ; Self-Imagination in Memory-Impaired Patients. Matthew D. Grilli and Elizabeth L. Glisky Clinical Psychological Science Volume: 1 issue: 1, page: 93-99

*3:The ecology of self-monitoring effects on memory of verbal productions: Does speaking to someone make a difference? Alexis Lafleur & Victor J. Boucher, Consciousness and Cognition, Volume 36, November 2015, Pages 139-146