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マインドフルネス(瞑想)を医療に応用した実例について

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こんにちは、小宮山です。

マインドフルネスをやろうと思う人の90%は、人間関係や今いる状況に何かしら悩みがあり、それを解決したいと思う人らしいです。

たしかにマインドフルネスの場に来る人って、ちょっと独特のオーラがあるんですよね。

たぶん美意識の高い人は直視できないです。

人間の見たくない面を見ることになるから。

けどそれって、バグ出しなんですけどね。

バグ出ししないと、ソフトはきちんと機能しません。

筆者がついている先生は、

  • インド
  • テーラワーダ仏教

を専攻しており、飲み会で話を聞くたびに世の中にはいろんなバグ出しの方法があるのねと興味津々です。

実際にシロダーラというインドのマッサージは、脳のバグ出し・リセットに効果があると証明されたので、欧米のビジネスアスリートは1年に1回ほど受けてます。

中には「ココナッツに石を投げて一発で割らねばならない」というわけのわからない試練もありましたけどね。。。

さて今日のエントリでは、マインドフルネス(瞑想)を医療に応用した実例について解説します。

マインドフルネスなんて、うさんくさいと思うのが普通です。

ところが米国マサチューセッツ大学医学部で40年も医療に応用され、効果を出した実績があるんですね。

欧米で大ブームになっており、日本でも医療分野を中心に流行りつつある理由がそこにあります。

マインドフルネスストレス低減法とは

マインドフルネスストレス低減法 (MBSR: Mindfulness Based Stress Reduction) 。

それはアメリカのマサチューセッツ大学医学部でジョン・カバットジン博士によって開発された

「マインドフルネスを活用してストレスを低減する」

プログラムです。

www.youtube.com

ジョン・カバットジン博士はもともと分子生物学の教授でしたが、縁あってジョブズのように禅と瞑想にハマっていきました。
その後、医学部の教授になるのですが、病院で疼通に苦しむ患者さんにマインドフルネスを応用するアイデアをひらめいたとのこと。

そして1979年からマインドフルネスストレス低減法を始めました。
数年のうちに医学・ヘルスケア・社会に関するマインドフルネスセンターとして、マサチューセッツ大学医学部の一部門として認められるようになりました。

そして疼痛などの身体的なストレスだけでなく、精神的なストレスに対しても有効であることが数々のランダム比較テストで証明されていきました。

実践する内容

マインドフルネスは日常動作である

  • 立っている
  • 座っている
  • 歩いている
  • 触れている
  • 口を開ける

などの動作をするたびに「わたしは今、~してる」と認識する作業です。
動作やそれに伴って起こる感情の分析作業は禁止されています。
ただ感じるだけ。

自分の感情を主体者としてではなく、第3者として見るべし。

すると、怖れ・心配・不安・怒りなどの負の感情が心に生まれても、傍観することができる。

これらは、そのうち消えて無くなっていくものだと実感できる。

負の感情への対処は体が自動でやってくれて、ストレスから解放される。
そして、心も冷静に保てるのだ。

マサチューセッツ大学医学部では8週間のプログラムが推奨されています。

  • 8週間の間、週に1回、2-3時間のクラスに参加する
  • 第6週と第7週の間に、朝から夕方までの全日クラスに参加する
  • 自宅で、毎日の1時間の公式な練習を行う。さらに日常生活でのマインドフルネスを実践する

プログラム参加者は

  • ヨガ
  • 食べる瞑想
  • 座る瞑想
  • 歩く瞑想

といったごく普通のマインドフルネスを、やらされます。
そして自分の身体や心をありのままに観察するにあたっては、自分自身に対してやさしい気持ちと好奇心を持つように促されます。

臨床試験の結果

米国衛生研究所やハーバード大学が、マインドフルネスの臨床試験の結果をレポートしています。

news.harvard.edu

脳の海馬や偏桃体に顕著に変化が表れているとのことで、結果としていろんな病気が改善されたとのことです。

  • 不安障害: 93人の全般性不安障害の患者に対して症状の回復が見られたが、MBSRの効果は他の治療法よりも大きかった。
  • 喘息: 42人のぜんそく患者に対して肺の機能回復は見られなかったが、MBSRを受講したグループは、Quality of Lifeが向上していた。
  • がん: 166人の乳がん患者に対しては、うつおよびメンタルヘルスが大きく改善し、免疫反応についても大きな改善が見られた
  • 慢性疼痛: 1960年から2010年までの間に疼痛とマインドフルネスをベースにしたプログラムに関する調査が報告されており、疼痛の大幅な緩和が確認された
  • 糖尿病: 2型糖尿病の患者110人に対してMBSR を受けたグループの方が、5年後、うつ症状を発症する割合が低く、健康状態も良好だった
  • 線維筋痛症: 177人の線維筋痛症の女性のうちMBSRを受講したグループは、健康に関する生活の質の改善が見られた。さらに、うつ症状、痛み、不安、身体症状などでも改善が見られた。
  • 胃腸障害: 90人の過敏性腸症候群の患者でMBSRを受けたグループは、症状の改善がより顕著だった。
  • 心臓病: 左室駆出率が40%以下の成人の心臓病患者208人に対して実施したところ、MBSRを受けたグループの方が、不安やうつが少なく、トレーニング後1年後もこの傾向が続いた。
  • HIV: うつ症状の副作用を示しているHIV患者76人のうちMBSRを受講した患者は、3か月後、および6か月後の調査でARTの副作用の頻度の減少が見られた
  • ホットフラッシュ: 一日あたり平均5回以上のホットフラッシュが起こる女性110人に対してMBSRを受講したところ、ホットフラッシュが起こる率がそれ以外のグループよりも大きく減少した。また、MBSRを受講したグループは、生活の質がそれ以外のグループよりも大きく向上した。
  • 高血圧: 56人の高血圧前症の男女56人のうち、MBSRを受講したグループはそれ以外のグループよりも高血圧症の改善が見られた。
  • 気分障害: 39件の文献を調査した結果、マインドフルネスをもとにしたセラピーは、不安障害、気分障害の改善に効果が認められた
  • 睡眠障害: デンマークで乳がん手術後の不眠で悩む336人のうち、MBSRに参加した人は、睡眠の質が大幅に改善し、12か月後の追跡調査でもこの傾向は変わらなかった。
  • ストレス障害: 中間管理職114人に対してMBSRを受講させたところ、仕事に関するストレスを低減し、職場における心理的な適応力を強める効果があることが認められた。

スゴイですよね?

これなら医療分野でブームになるのも納得です。

マインドフルネスストレス低減法のアップデート

そんなマインドフルネスですが、現在は第2世代へのアップデートを強く求められています。

というのも、第1世代は

  • もともとの仏教におけるマインドフルネスの説明、理解から、かなり離れている
  • 仏教の教えから、欠如しているものが多すぎる

というクレームが多くなってきました。

本来のポテンシャルを発揮できていないことが医療現場で分かってきたんです。

第1世代は、スピリチュアルなものを徹底的に排除しました。

サイエンスがないから、当然のことです。

ですが大事なものも排除してしまいました。

インタービーイングという「絆」の概念を無視してしまったんですね。

人間って集団で生きるものなので、他人や自然との絆を作る・意識させることなく治療するのは、今の精神医療からみてもNGです。

そして古臭いお題目と思われて、これまた排除されているものがあります。

それは「五戒」です。

五戒は先人たちがトライアル&エラーしてきた結果

  • この習慣に沿って行う方が最短で習得できる
  • 正念も取得できるので、社会の中で尊敬される人になれる
  • 幸せに暮らせるようになる

ことが分かって、今まで残ってきたものなんです。

いわゆるガイドラインです。

キング牧師からノーベル平和賞候補に推薦されたティク・ナット・ハンのアドバイスを得て、現代生活に合うように五戒がアレンジされ、5年ほど前から香港の大学で共同研究が行われています。

香港大学のBreathe and Smile Mind-body Wellbeing Centerのセンター長であるジェニー・チャン博士は

私自身は第二世代というより、ブッダの教えにもどり、Ver.ゼロと言った方がいいのではないかと思います

と述べています。

アップデートといいつつ、Ver.ゼロに戻っていくといった方が正しいんでしょうね。

筆者の先生も言ってましたが、

スピリチュアルだと思ってバカにしてはいけない。
たしかにエビデンスはないし、おまじないのようなものばかりだけど、中にはサイエンス的にきちんと論理が成立しているものもある

経済学や教育学のように、これからはスピリチュアルな部分にもサイエンスが切り込んでいって新しい発見がなされると思います。
それでは本日のまとめです。

  • マインドフルネスストレス低減法は、アメリカのマサチューセッツ大学医学部でジョン・カバットジン博士によって開発されたマインドフルネスを活用してストレスを低減する方法である
  • 米国衛生研究所やハーバード大学が臨床試験の結果、いろんな病気が改善されたとレポートしている。
  • マインドフルネスストレス低減法はアップデートの真っ最中だが、ブッダの教えにもどり、Ver.ゼロになる流れにいる

筆者はエンジニアなので、エビデンスとサイエンスがないものは信じませんが、引き続きスピリチュアルと分類されているものを、自分なりに仮説と検証を交えながら検証しようと思っています。
では、また明日。
Ciao~。

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