NEGLIA in Tokyo

やまたつくんのトラブルカルテ

アラサー男子がトラブル解決策についてまとめるブログ

ネガティブケイパビリティにはマインドフルネスが役に立つ

f:id:yamatatsu-kun:20171004123009p:plain

精神科のお医者さんがうつになるケースが増えているとのこと。
患者に寄り添いすぎて、もらっちゃったのでしょう。

患者の気持ちになって共感することが精神科医の務めとされてますが、自分が飲み込まれたら不幸になる人が増えてダメだろと思うのは、筆者だけでしょうか。

今日のエントリではネガティブ・ケイパビリティとマインドフルネスの関係を解説します。
医療でマインドフルネスが流行りつつあります。
精神科医に求められているネガティブ・ケイパビリティ
マインドフルネスと相性が良いですから、これを習得しておくか否かで人生がおおきく変わりますね。

ネガティブ・ケイパビリティとは何か

ネガティブ・ケイパビリティとは何なのでしょうか?

「不確実なものや未解決のものを受容する能力」

「容易に答えの出ない事態に耐えうる能力」

のことです。

ジョン・キーツというイギリスの詩人が1817年の死ぬ直前に、弟への手紙の中で一度だけ表明されました。
アメリカの精神科医学会の権威であるビオンが再発見して、今日に至ります。

私はディルクにさまざまなテーマで論争ではないが長い説明をした。
私の心の中で数多くのことがぴたりと符合しハッとした。
特に文学において、人に偉業を成し遂げしむるもの、
シェイクスピアが桁外れに有していたもの――それがネガティブ・ケイパビリティ
短気に事実や理由を求めることなく、不確かさや、不可解なことや、疑惑ある状態の中に人が留まることが出来る時に見出されるものである

私たちの脳は「分かりたがる性質」をもっています。
ワケの分からないもの。例えば

  • 音楽や絵画を説明しなくてはならないとき
  • 仕事がなぜかうまくいかないとき

などに、イライラしたり不安になったりしませんか?

マニュアルがあると安心しますよね。

分かりたがる性質は、ワンちゃんにも見られます。

ですが私たちは子供のころから早く答えを出すことを要求・訓練されているので、分かりたがる性質が助長されているんですね。

精神医療の現場で起こっていること

分かりたがる性質があると、どのような不具合があるのでしょうか?

精神医療の現場を例にして解説しましょう。

精神科に来る人は、薬でなんとかなるような人は少ないです。

たいていはその人がおかれた環境によって、おかしくなります。

会社勤めの人だって、ヤバイ人が直属の上司になるとどんな人でも壊れるでしょ?

人間は環境で決まる生き物です。

精神科に来る患者さんは

  • お隣からの嫌がらせが24時間続く
  • 姑にいびられ続ける
  • 夫がアル中で毎日DV
  • 末期のがん
  • 子供が知的障害なうえに親の介護
  • 夫と死別して脳梗塞になって半身不随
  • 夫が不倫してるけど別れられない専業主婦

など。

これは薬ではどうにもなりませんよね。薬は副作用がある対処療法です。

そこで何とかしようと頑張るまじめな精神科医が、うつになっちゃうんですね。

自分が壊れる前に逃げることをおススメしますが、踏ん張りどころでは逃げるのはNGなので難しいですよね。

マインドフルネスはネガティブケイパビリティそのもの

マインドフルネスは日常動作である

  • 立っている
  • 座っている
  • 歩いている
  • 触れている
  • 口を開ける

動作をするたびに「~してる」と認識し続ける作業です。

提唱者であるブッダが言っているご利益ですが、

自分の感情を主体者としてではなく、第3者として見るべし。
すると、怖れ・心配・不安・怒りなどの負の感情が心に生まれても、傍観することができる。
これらは、そのうち消えて無くなっていくものだと実感できる。
負の感情への対処は体が自動でやってくれて、ストレスから解放される。
そして、心も冷静に保てるのだ。

要するに

感情はなんで起こるのか? → わからない → ほっとけ → そのうち消える

という姿勢で物事にのぞむ。

これはネガティブ・ケイパビリティそのものです。

マインドフルネスでは動作や起こることの分析は禁止されています。ただ感じるだけ。

これは答えを出す行為を否定しています。

答えを出すということは、言語で説明することと同じだからです。

言語で説明できないことって、ありますよね。

ノーベル文学賞と物理学賞の受賞者にはうつ病になった人が多いです。

彼らはなんでもかんでも言語もしくは数学で説明しようとするので、そのうちおかしくなっちゃうんです。

分からない状態に耐えられないから。

一流の精神科医になる人はマインドフルネスの習得が必須でしょう。

才覚のある人はネガティブケイパビリティをもっている

みんな知っている作家、漫画家はネガティブケイパビリティをもっています。

有名なところでは紫式部シェイクスピア

鬼平犯科帳の作者である池波正太郎も。

池波正太郎が週刊誌に時代小説を連載していたころのこと。
ある回の最後のところで夜道を歩いていた主人公の侍が、背後から一太刀浴びせられます。
瞬時に身をかわした場面でその回は終わります。
担当の編集者が
「この切りつけた男は、いったい何者ですか?」
と訊いた返事が
「いや私もじつは分からんのだよ。来週になれば大方の見当はつくと思うが」

でした。

あるいは有名な漫画家、たとえばワンピースの尾田栄一郎さんやNARUTO岸本斉史さんたちがあとがきで

「キャラクターが勝手に動いてこんな展開になる なんてわからなかった~」

って言ってるでしょう?

これは作者たち本人にも、次の展開が読めないんですよ。場面にならないと。
その方が段取り話よりも格段にリアリティに富む面白いストーリーになります。
けどわからないまま宙ぶらりんの状態に耐えながら、楽しめているんです。

まさにネガティブ・ケイパビリティだと思いませんか?

さらに皆さん経験がある受験勉強。

当時はわからなかったけど、何年か経ったら分かったことはないですか?
とりあえず
「ふーん、そうなのね」
といったていどの知識として仕入れておき、寝かせておく。
これもネガティブ・ケイパビリティです。

みんなネガティブ・ケイパビリティの種をもってるんですね。

それでは本日のまとめです。

  • ネガティブ・ケイパビリティとは、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力
  • 精神医療では患者の環境を変えないと、どうにもならないことばかり
  • マインドフルネスはネガティブケイパビリティそのもの
  • 才覚のある人はネガティブケイパビリティをもっている

ネガティブ・ケイパビリティは参考書によっては我慢と書いてますが、楽しむようにするのがキーです。
よくわからないけど面白いじゃんって思ったことはないですか?
その気持ちを、ほかのことにも使えばいいんです。

ではまた明日。

Ciao~。

ネガティブ・ケイパビリティ  答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)
 

ご案内

yamatatsu-kun.hatenablog.com

マインドフルネスにハマってます

yamatatsu-kun.hatenablog.com

yamatatsu-kun.hatenablog.com

yamatatsu-kun.hatenablog.com

人気記事セレクション

yamatatsu-kun.hatenablog.com

yamatatsu-kun.hatenablog.com

yamatatsu-kun.hatenablog.comyamatatsu-kun.hatenablog.com

広告を非表示にする