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オーブンレンジでよくわかる日本のモノづくりの間違い

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先日のエントリで、家事の時短に効果的な4種の神器を紹介させていただきました。

調理を時短化できる強力なツールがあります。オーブンレンジです。
このオーブンレンジ。

機能の面では、日本メーカーの独壇場です。

ですが日本以外では売れていません。
全世界で売れているのは欧州メーカーのものです。

オーブンレンジだけでしょ?

いえいえ、ほぼ全部です。

ガラケーという携帯電話。

ガラパゴス化してるケータイの略です。

何故売れないのでしょう?

今日のエントリはオーブンレンジ「ヘルシオ」の使いこなし方を通じて、日本のモノづくりの思想を語ります。

使いこなすためのコストをユーザーに転嫁する

healsio.jp

ヘルシオの機能は全部で6つあります。

  1. ヒーターで焼く
  2. 水蒸気で焼く
  3. 「ヒーターで」炒める
  4. 「水蒸気で」炒める
  5. 蒸す
  6. 電子レンジ加熱

6つもあると、使いこなすのは大変ですよね。

だからみんな、

  • マニュアル
  • 付属のお試しレシピBook

を見ます。

こんな感じです。

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みなさんこのマニュアルで使う気になりますか?

なりませんよね。

だって

  1. 食材に基づいて、ヘルシオに入れる重量、温度、時間、複数の加熱法を提示している
  2. お試し料理の索引が、あいうえお順になってない

ですもん。

ユーザーとしては、

「この調理法は、これらの葉物食材(ほうれん草、ブロッコリーetc)にお勧め」

と説明してもらった方が分かりやすいですし、使う気になりませんか?
レシピに基づいて調理方法を選択するのが普通じゃないですか?

順番が逆になってるです。

おまけに料理の索引があいうえお順になってません。

お試しレシピを検索するのにも一苦労です。

なんでこんなマニュアルにしてるのでしょうか?

ユーザーが使いこなすためにかかるコストを深く考えていないからです。

付加機能を増やした分だけ、使いこなすために必要な労力は増えていきます。

日本のメーカーは、

「私たちは機能数を増やすことを頑張るから、使いこなす労力は、ユーザーで負担してね。よろしくね!」

と言っているのです。

こんなりくつが成立するのは、相手が日本人のときだけです。
日本人の多くは高校までは出ています。

だから道具がヘボくても、ある程度は自分で考えて使いこなせます。
発展途上国の人はできると思いますか?

さじを投げて、他の単純な代替品にするのがオチです。
一方の欧米。

多民族国家なので、

「人間が直観的に使える」

ようにします。最重要視するんです。

ガラパゴス携帯のように今の日本で作られているサービス、モノはターゲットがズレているのです。
世界をひっくり返すぐらいダントツの機能をもつツールなら、話は別です。

しかし日本メーカーが毎年モデルチェンジで出してくるのは、毛が生えたようなものばかり。

社内の常識 = 世の中でも常識という勘違い

日本のメーカーは

「自分の組織の常識 = 世界の常識」

と思っています。

メーカーでは新しいものを使いこなそうとするときは、あらためてマニュアルを作成します。

作り直しが前提なんです。

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昭和の時代。

多くのモノは欧米から輸入されてきました。

マニュアルは英語です。
自分たちのほうをモノに合わせるのが普通でした。

それが今も続いています。

わが家にヘルシオを導入するにあたり、筆者はかんたんなマニュアルを作りました。

  1. 各調理法を使えるように、お試しレシピBookから適当なレシピを選ぶ
  2. 各レシピのページにポストイットを貼る
  3. 今日はこれ、明日はこれ・・・と1週間ごとのメニュー表を書く

ネット上では、使いこなせないからオーブンレンジは諦めたというコメントが多いです。

妻はわかりやすいマニュアルを作ってくれたから、労力かからなかったよとのこと。

使いこなすためには、お膳立てが必要なんです。

だったら、メーカーでちゃんとやってくれよって思いますよね。

ユーザーは他にもやることあるんだから、マニュアルを作ってる時間はありません。

1台に完璧を求める思想

みなさん、

「機能が多いから、マニュアルも分厚くなる。見にくくなる。いらない機能が多いから削ってほしい。削ればいいじゃん」 

と思いませんか?

欧州の家電はシンプルにすることで、ユーザーの負担を減らしています。

ですが日本のメーカーは、

「付加価値をあげるとは、付加機能を増やすことである」

という足し算の思想に捕らわれています。

なぜなら、

  1. 分業制が当たり前の欧米に対し、1人に全ての機能を求める儒教の文化。日本は隠れ儒教
  2. とりあえず機能がたくさんあれば、社内から不満を言わることはない

1は、東洋的思想と西欧的思想との違いも言えます。

2は、日本の大企業によくあることです。

色んな部門の要望や利害対立があって、みんなの顔をちょっとずつ立てて。

玉虫色の製品になっていきます。

日本企業では引き算のできない人が偉くなる

今の日本メーカーの上層部に居る人は、

「ミスする回数」

を最小限にしてきた人です。

たとえば、今回は不採用にした機能をもった他社製品がヒットしたとします。

すると、

「なんで、うちの製品に入れてないんだ!? 誰が止めたんだ!」

と偉い人が怒ります。

怒られると、どうなりますか?

出世できなくなります

そりゃあ、ユーザーの負荷なんて2の次で、たくさん機能を入れておきますよ。

怒られないように、足し算思想で来た人。

彼らは引き算ができません。

要らないものを間引くことは高等技術です。

足し算は楽です。

他社がやってる機能をパクッて、後出しじゃんけんすれば良いですから。

ユーザーの気持ちを汲む必要はないと思ってるんでしょう。

それでは、本日のまとめです。

  • 使いこなすためのコストをユーザーに転嫁する

  • 社内の常識 = 世の中でも常識という勘違い

  • 1台に完璧を求める思想

  • 日本企業では引き算のできない人が偉くなる

シャープのオーブンレンジ「ヘルシオ」は使いこなせれば、

  • 調理の時短化
  • 体が喜ぶ&美味しいと感じる料理を家庭で毎日作れる

画期的なツールです。

わたしたちユーザーが直観的に使えるように、かわって欲しいと切に願っています。

では、また明日。

Ciao~。

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