筆者はきりのよいタイミングで起業するつもりです。
いまは共働きです。
妻が犬を飼いたいと言ってます。
実家でも犬を飼っていますが、独りぼっちにするのは可愛そうです。
ホントに。
犬はヘルパーさんじゃなくて、主人と一緒に居たいんです。
妻はバリキャリです。
私よりも稼ぎが多い。
だから犬を飼うのなら、筆者が
- フリーランス
- 自営
になるしかない。
私は社内で新規事業の
- 戦略の立案
- 採算性調査
- 実行の指揮
をやってきたました。
サラリーマンを止めても大丈夫だろうと思ってます。
ある程度の手順が見えてないと怖いという気持ちもあります。
今日のエントリは私がやってみたい
パン屋さん
を例にして正しいビジネスプランの立て方を解説します。
イシューから始めるべし。なぜ、あなたはパン屋をやりたいと思ったのか
なぜあなたは自営するのか?
なぜパン屋なのか?
何よりもまず、あなたはこの問いに自信をもって答えられる必要があります。
イシューがガタガタだと、辛い局面で踏ん張り切れないからです。
今あるモノをある程度、手放すことになります。
自身がすがる信念・目標が必要。
最初は何でも良いんです。
- 好きだから
- 面白いから
- 得意だから
- カッコイイから
- お金持ちになりたいから
目標も信念もやっていくうちに変わっていきますから、あまり深く考えなくても良いです。
ゼロの状態
がマズイんです。
筆者がパン屋をやりたいのは、
- 家族と過ごせる時間を長くしたい
- 妻のキャリアを優先してあげたい
- 家族のサポートもできる環境で仕事したい
- パンが大好きだから
- 粉モノのビジネスだから
- 生活必需品だから
- メーカーで培ったスキルを生かせるかもしれないから
- 仲の良い友人たちのように、街に必須の小さな個人店の主人になって、長くやりたいから
です。

街を変える小さな店?京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。
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採算があるかどうかを考えてみよう
イシューを明確にしたら、採算があるかどうかを見てみましょう。
ビジネスはしょせん、数字遊びです。
- 黒字であればOK
- 赤字であればNG
- 手元の資金がゼロになったら、ゲームオーバー
これだけです。
どの業界であっても、採算性の見積もり手順が書かれた本があります。
例えば、パン屋。
飲食業です。
サイゼリヤの創業者の本が参考になります。

サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ (日経ビジネス人文庫)
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採算性の見積もりは、Excelで簡単にできます。
今回は、
- 週休2日
- パン1個200円
- お客さん1グループにつき4個購入する
- バイト1名、社員1名
という仮定を入れて作ってみました。
数字に魂をどこまでこめられるかが大事
Excelシートの数字を変えて、
- 採算性があるか?
- 実現できそうか?
をシミュレーションしていきます。
- 原価率は低くしても大丈夫?
- お客さんは100人呼べる?
- 固定費をもう少しやすくでなる?
各パラメータはトレードオフの関係にあることが多いです。
個別最適化はかえって利益を損ないます。
数字を達成するには、どうすればよい?
たっせいできる確率は?
・・・というフローで、どんどんタスクに分解していきます。
スケジュールを入れると、実行計画表になります。
ビジネスプランを立てる作業とは、この手のシミュレーションをひたすら行うことです。
数字の達成可能か?
否か?
をシミュレーションして、数字を埋めていきます。
めちゃくちゃシンドイです。
ちゃぶ台返しが起こるたびに、
数字変えて
タスクを変えて
・・・の繰り返し。
好きでないとやってられません。
ですが、この数字の確証性が全てです。
- これらのタスクをどこまで詰められるか?
- どこまで魂がこめられた数字にできるののか?
がビジネスの成否を決めます。
全ては細かいことの積み重ねです。
資金ショートが最大のリスク
資金が途切れると、会社は倒産します。
稼いだ金だけで維持できるようになるかの具体的なイメージが必要です。
ないと調達した資金は溶けていくだけです。
倒産の原因はおもに、固定費の見誤りです。
固定費は売り上げが上がろうが下がろうが、一定額で消費されます。
なので
- 六本木
- 銀座
- 渋谷
などのテナント費の高いところにオフィスやお店を構えるのはNGです。
売り上げは想定通りに達成できますか?
100%の保証はありません。
できるだけ規模を小さくして行うことをお勧めします。
そして、
- 店舗のオペレーション。仕入れ、接客など
- 商品の改善
- 顧客ターゲットの変更
をコツコツ続けていきます。
最初は利益が少ないです。
耐え忍ぶ時期があります。
筆者の経験では、3年ぐらい。
毎日考え抜いて改善していけば、必ず軌道に乗ります。
成功します。
数学的に証明されています。
それでは、本日のまとめです。
- イシューから始めるべし。なぜ、あなたはパン屋をやりたいと思ったのか
-
採算があるかどうかを考えてみよう
- 数字に魂をどこまでこめられるかが大事
- 資金ショートが最大のリスク
キングコング西野さんの考えを最後に紹介します。
作り手が本を売りたいタイミングと、買い手が本を買いたいタイミングは必ずしも合致するわけではないでしょ?
本屋さんに平積みされている時に欲しい人もいれば、制作途中に欲しい人もいる。
それなのに、発売から1~2週間、本屋さんに平積みされ、まもなく縦に置かれて、まもなく売り場から姿を消し、「それならば、前もって…」とAmazon先生に頼りたいところだが、さすがのAmazon先生も、3ヶ月前からしか予約を受け付けていない。
発売3ヶ月前から発売後の1~2週間…本は、この期間内に売らなければ(結果を出さなければ)ならないのだ。
これって、売る側の都合でしかなくない?
買いたい人が、そのタイミングで欲しいとは限らないのだもの
要するに、
- 趣味で売りたいサービスなりプロダクトを作りこんでおく
- チャリティなどの小さい規模の市場に投入して反応を見定めながら改善していく
- 満を持して出す
- 市場が消えない前提で
パンの市場は消えませんから、じっくり時間をかけていこうと思っています。
パン屋開業&軌道に乗るまでの経緯報告を、シリーズ化していけたらいいなと思っています。
長い道のりになるとは思いますけどね。

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では、また明日。
Ciao~。
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