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サラリーマンなのにカンパニー制を知らないの?

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多くの社会人は会社組織に属しています。

個人としての能力に会社組織の

で下駄をはかせてもらう代わりに、会社から言われた仕事をこなしていきます。

  • 組織に属して
  • 職場に通って

仕事をする今の業務スタンスは、産業革命から生まれました。

いまの企業はアメリカで誕生した組織体制である

カンパニー制事業部制)」

を組織のシステムとして採用しています。

ですが、

カンパニー制って、どういうシステムなの?

何を目的にして生み出された?

は知られていません。不思議なことに。

自分たちの会社のシステムを知りたくはないですか?

今回のエントリでは、カンパニー制を解説します。

カンパニー制はテイラーに始まり、フォードによって基礎が固められた

2017年現在、カンパニー制では、

組織・システムが人に合わせるのではない。

人のほうが組織・システムの側に合わせる

ことで生産される価値を最大化できるシステムです。

ルフレッド・テイラーという米国の学者さんが、

  1. 初めに効率的な富(モノ・サービス)の生産・提供システムを設計する
  2. 運用時の役割に最も適した人材を採用し、システム内に組み込む
  3. 結果、富の生産が最大化される

ことを多数のエビデンスで実証したことから、カンパニー制は始まりました。

今の日系の大企業が行っている、

  • システムは「絶対に」変更しない
  • 社外も含めた最適人材のリサーチは行わず、手持ちの人材でやりくりする

ことは、

システムとマッチしないから効率性が悪くなる一方。ナンセンス!

であると、バッサリ否定しています。

|新訳|科学的管理法

|新訳|科学的管理法

 

テイラーさんのシステムは中小企業で細々と行われていました。

彼の死後、この考え方を

  • かつてないほどの大規模で
  • 徹底的に実践

したのが、ヘンリー・フォードです。

フォードは、

  • モノより人が大事
  • 余暇の創造こそ産業の使命

という考え方のもと、単一の車種だけに特化して自動車を大量生産します。

単一の自動車だけでよいのなら、コストは徹底的に下げられます。

自動車は富裕層しか買えない価格でしたが、一般人の手の届く価格になりました。

フォードの著書には、

  • 産業革命における大量生産システムは何を目的に確立されていったのか?
  • 後に続く企業人に期待したことは何だったのか?
  • 今日まで続いている食料、医療問題の本質とは?

などが書かれています。

組織人・起業家を問わず社会人なら一読しておくべき1冊です。

彼が書いた本を読んだときに、筆者は衝撃を受けました。今も手元に置いています。

産業革命・大量生産によってモノが溢れた結果、飢えや病気で亡くなる人数は激減したたが、健康を害されて生きる人々が増加することになった。たくさんの医者に解決法を探ってもらっているが、私はもう寿命で間に合いそうにない。心残りではあるが、この問題の解決は後世の人に託したい。

藁のハンドル (中公文庫―BIBLIO20世紀)

藁のハンドル (中公文庫―BIBLIO20世紀)

 

カンパニー制は、アルフレッド・P・スローン率いるGMによって完成された

フォードの時代は単品種大量生産でした。

次の時代は少品種大量生産です。

試行錯誤の末に、今日のカンパニー制が確立されました。
日本では松下幸之助カンパニー制を作ったと言われていますが、違います。

ゼネラルモーターズGM)社長のアルフレッド・P・スローンが先に作っています。
彼が提唱しているカンパニー制のポイントは、次の4つです。

  • コーポレート部門から事業部への権限移譲のバランス
  • 研究開発部門と事業部門の役割分担のバランス
  • 財務の徹底
  • 製品の流通における共食いの回避

様々なトレードオフパラメータのバランスをいかにしてとるかが、カギです。

言うは易く行うは難しです。

今の日本企業が負け続けている理由は、カンパニー制を上手く機能させていないからでしょうか?

カンパニー制のシステムそのものはきちんとした形で輸入できています。日本のメーカーに属している筆者の実感です。

しかし、各部門間の利害調整が困難なため、うまく運用できなくなっています。

だから、しっちゃかめっちゃかになって敗けているんです。

GMを世界一の自動車会社(2017年時点でも生産台数3位)まで大きくなったのは、創業者であるスローンが、上手く各部門間の利害を調整できたからです。

実際、

は破産寸前になって、立ち直ってます。

利害調整にパワーを割けなくなったから。

GMとともに

GMとともに

 

カンパニー制での社長を目指しても不幸になるだけ

カンパニー制を上手く機能させていた最近の舵取り役は、

です。

カルロス・ゴーン経営を語る (日経ビジネス人文庫)

カルロス・ゴーン経営を語る (日経ビジネス人文庫)

 
社長が戦わなければ、会社は変わらない

社長が戦わなければ、会社は変わらない

 
ウィニング 勝利の経営

ウィニング 勝利の経営

 

3人とも事業部制が機能している大企業に入り、潰れる寸前の危機的状況下で類まれなる結果を出しました。

その後も結果を出し続けました。

流石のゴーンさんでも、各部門間の利害調整には手を焼いているようです。

電気自動車への投資は、

「実績が積み重なった状況でないと、私は刺されただろう」

と本で述べていました。

カルロス・ゴーンの経営論 グローバル・リーダーシップ講座

カルロス・ゴーンの経営論 グローバル・リーダーシップ講座

 

子会社の建て直しが出来る人だけが、大企業の社長になれます。

大企業の取締役クラスは、危機的状況にある子会社を立て直した人たちがその地位に居ることが多いです。欧米・日系問わず。

もちろん、ハイリスク・ハイリターンの世界です。

  • 立て直せなかったら失脚する
  • プレイヤーに戻っても時代の流れに周回遅れで潰れていく

失敗すると、キャリアが終わるんですよ。

千尋の谷に落とすがごとく、とんでもない修羅場に放り込むのが万国共通の経営者の育成方法です。

ですが最近のサラリーマン社長は、社内から上がるにせよ外から来るにせよ、

  • 危機的状況以外は動けない
  • 下手に動かない人

しかなれませんね。

芸者スキルで出世してきた人ばかりですから。

社長になりたいのなら、

  • 起業してたたき上げる
  • 家業を継ぐ

ことをお勧めします。
確かに大企業に居れば大きな仕事ができます。

フォードも述べています。

ゼロから会社を立ち上げるよりも大きな仕事ができる点が大企業にいるメリットだ

ですが所詮、会社とは契約関係があるに過ぎません。

自分がオーナーではありませんし、なれる保証もありません。

権力闘争でボロボロになります。

他人のために生きる人生は、不幸です。

会社が与える問題の解決を通してスキルアップをしていくキャリアの方が幸せですよ。

それでは、本日のまとめです。

ではまた明日。

Ciao~。

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